ネットワークカメラにVPN接続をオススメする訳とは
私たちはネットワークカメラの設置をご相談いただいたお客様で、複数拠点感(離れた場所)での映像の通信を行う場合、
可能であれば「VPN接続」を構築して、その通信環境内でネットワークカメラの映像を送るようにご提案しています。
一見、面倒そうですが「VPN接続」をオススメする訳についてご説明します。
VPNをオススメする訳
ネットワークカメラはネットワーク機器を介して、時にはインターネットを経由して映像データを転送します。
その為、常にネットワーク上で漏えいや紛失、妨害などの危険にも晒されている一面があります。
法人の機密データや個人のプライバシーを含む映像データは、転送する際にセキュリティに配慮した
システム環境で送信されるように設計することが必要なのです。
そこで、我々がお薦めしているのが「VPN」での接続環境を構築する方法です。
元々、法人の拠点間で機密データをやり取りする接続方法として用いられてきた
「VPN(Virtual Private Network)」を使うことで、
カメラと閲覧側の機器とを仮想の「専用線」で繋ぐことができ、そこで暗号化された映像データは、
他者に見られたり盗られたりする危険性から守られます。
せっかく、防犯や監視、または大切なデータとしての映像を得る手段として最適なネットワークカメラのデータを
より安全に取得・保管・活用するためにも、ぜひ「VPN」のご利用をお薦めいたします。
クラウド保存も一つの方法
VPN接続でネットワークカメラの映像を伝送するとセキュアな環境で通信が可能ですが、
一般的なエンドユーザー様の場合、ご自身でVPNを構築したり、メンテナンスするのは面倒があるか思います。
そこで、もう一つの方法として「クラウド保存型」のカメラ接続サービスを利用する手段があります。
こちらも我々がおすすめするカメラの活用法の一つで、レコーダーや専用機器をほぼ使わず、
対応カメラとインターネット接続があれば、信頼の高い国内メーカーが持つクラウドに映像が伝送され、
リアルタイム、および規定の期間保存された映像を閲覧・ダウンロードできます。
「クラウド保存型」は機材への投資が少なくて済み、メンテナンスもお任せでできて、
通信も比較的安全なSSLを利用していますので、安心してご利用いただけます。
複数拠点の映像をクラウドなら一箇所に集約することができるので、
映像の閲覧はスマホやパソコンで可能です。
ぜひクラウド保存型もご検討ください。
<クラウド保存型のカメラプランの一例>
コラム「経営者目線で毎日観るカメラ」https://camera.sagas.co.jp/lp01/
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