店舗裏口の人の出入りと不法投棄監視
PC/家電等を扱う小売店の裏口の監視システムをできるだけコストを掛けずに、効率よく監視・録画できるようにする。
これまでの問題
パソコンや家電を取り使う店舗の裏口に、従業員が出入りするドアと店舗で排出された廃棄物を保管するスペースがあるが、何者かが不法に家電処分品などを廃棄することがあり、その防止のため、抑止力及び犯行の証拠しての映像を残すためにもカメラを設置することを検討。また、従業員出入り口にあたるので出入りする人の映像も残しておきたいとの要望もあった。
既設の防犯カメラとは別システムに
店内は既存のアナログカメラ(同軸ケーブル接続)があるが、裏口にはカメラがなかった。新規で店内と同様のシステムを購入するほど予算がかけられない事情があり、既存の店内のLAN環境にネットワークカメラを追加する方法をご提案。隣り合う出入り口と廃棄物保管場所を効率よく1台のカメラで監視し、できるだけ導入コストを抑えたプランを計画。
最低限の投資で十分な効果を
- 既存のLAN環境を利用できる手軽で十分に役立つシステムを用意する必要がある
- 関連機器(ハードウェア)もできるだけ最低限のもので賄う
- 店舗の営業時間外も夜間も監視を続けられる性能が必要。
- カメラに何か映った時にアラートを出すようにしたい
解決に向けた提案内容
まず店舗バックヤードに構築されたインターネット接続のあるLAN環境からLANケーブルを配線し、裏口のドア横上部に広角対応のドームカメラを設置。裏口ドアと廃棄物置き場が視野に入るようにしました。カメラ映像はバックヤードにあるWindowsPCにクライアントアプリケーションソフトをインストールし、そのPCのハードディスクに記録できる様にしました。ただし、ハードディスク容量にも限りがあるため、録画を最低限にするべく、カメラアプリケーションの「動体検知」をきっかけに録画がされる様にし、常時録画ではなく、カメラに何か映った時だけ録画される様に設定しました。また、営業時間外は「動体検知」されたときに店長様のメールアドレスにアラートが通知されるよにもしました。これにより現場で不審な動きがあった時にリアルタイムでそれを知ることができる様になりました。
導入コストは最低限に
既存のネットワーク環境にカメラとアプリケーションを追加するだけでお客様のご要望にお答えできるシステムが設計できました。専用のアプリケーションの機能は多彩で、動体検知の他、スケジューリング(作動時間の設定)、ゆくゆくは録画した動画を後から検証することも可能です。
専用のアプリケーションの機能を上手に活かして
- 既設のネットワークにカメラだけ追加することで解決できた。
- アプリケーションの機能を駆使して、録画データは最低限に抑えハードウェア投資を抑えました。
- 毎日映像をチェックしなくても新たな映像がある場合はいろいろなアラート機能でスタッフの方に通知することができます。
お客様の声
カメラがあることで恐らく今まで不法投棄の的にされていた裏口に近づきにくくなったと思う。今の所営業時間外の動体検知によるアラートメールは来ていないが、抑止効果のおかげかもしれない。また、裏口の人の出入りも記録されているので、関係者以外の出入りも監視することになることも抑止効果になると思う。導入コストもカメラとアプリ、最低限の工事費で済んだのでよかったです。
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※本サイトで紹介している事例は弊社及び弊社の協力会社が携わった案件を基にご案内致しております。画像・映像は実際の案件のものとは異なります。